新車で手に入り車検も適合する、ロードホッパー。
このモーターサイクルを語るうえで外せない要素が、PLOTが大切にする「物づくりへのこだわり」だ。
ロードホッパーの話に入る前に、まずはPLOTについて解説させていただく。
創業以来、様々なモータースポーツに関わってきたプロト。現在参戦中の全日本ロードレースへの挑戦は、2003年、ドゥカティのマシンでスタート。パワー的に不利な2気筒のマシンで国産4気筒勢に立ち向かい、上位入賞を果たすという予想外の活躍は、そのチャレンジングスピリットを世に知らしめるに至った。
2007年シーズンより、スズキGSX-Rにマシンを変更。JSB1000という国内最高峰の戦場で、さらなるポジションアップを目指す。
そして2010年、鈴鹿8時間耐久ロードレースで4位入賞という快挙を果たし、プライベーター最上位のポジションを得る。
無論、レース活動で培われた技術と熱意は、すべてのプロト製品にフィードバックされている。
自分だけのスタイルを手に入れる。これは大人の趣味として相当にレベルの高い欲求と言える。これに応えるプロトのHDカスタム部門は愛知県岡崎市に“ZERO-engineering”を立ち上げ、数多くの作品を世に放ち、HDカスタムイベント等で多くの賞を手にした。だがしかし、それは同時に一つの課題を私たちに突きつけてくるのである。「信頼性」と「安定した品質」だ。もちろんプロトは、カスタム肯定派。しかし、基本骨格にまで改造の手が及ぶフルカスタムのオートバイは、テスト走行などにかけられる時間の制約もあり、ある意味で量産車の域に達することは不可能と結論づけられた。そして、カスタムテイストの量産車両「ロードホッパー」プロジェクトが動き始めるのである。